水の中の生き物
水の中のバトルロイヤル

        のページは水生生物、両生類、甲殻類を中心に解説していま

  子供達は川遊びが大好きです。ぜひ親子で水中の生き物を観察してください。

まだタゴガエルの声は聞こえていますね。

トウキョウダルマガエル(東京達磨蛙)くん。背中のラインが
独特で個体認識がとっても容易です。


トウホクサンショウウオのペアかな。
水中にいたものを撮影ですので少し像のゆがみがあります。




アズマヒキガエル(東蟇蛙)さんですが、夜、水中から顔を出したところを撮影しました。
凄い目つきというかなんとなく迫力ありますねー。

右側のヤマアカガエル(山赤蛙)はきれいな卵隗を産みますよ。



タイコウチ(太鼓打)の交尾の様子はなかなか見れませんね。呼吸管は水面上に出ています。
右のハリガネムシ(針金虫)はカマキリやバッタの寄生虫でなぜかよく水中で見つかります。
子供たちには人気があってなかなか手を離さないですよ。



モリアオガエル(森青蛙)の産卵
一番奥に見えるのがメスでその背中側に数匹のオスが抱き付いています。泡巣の中に
泡を掻き混ぜるためのオスの足が見えていますね。こりゃたいへんな騒ぎですよ。



左はブルーのカジカガエル(河鹿蛙)です。普通は右側の色ですよ。
普通のカジカガエルは茶褐色の色合いが多いのですがこのカエルは
ほとんどブルーの色合いをしています。所々にポツンと茶褐色が
見えていますのでやはり色素異常のカジカさんですね。




モリアオガエル(森青蛙)のおとぼけ写真。
題名は“あたしゃ疲れたよー。”
右側は、夜、木の上でお休み中のモリアオさんですね。



羽化を待つオニヤンマとクロスジギンヤンマのヤゴ。
この季節はトンボの幼虫のヤゴもかなり大きくなっています。もうすぐかな?



クロサンショウウオ(黒山椒魚)
農業用のダムや溜池などではクロサンショウウオの産卵期です。上の写真。
白いアケビ状の卵塊が多くあるのは自然が豊かな証拠ですよ。


ただいつも思うのは産卵期のサンショウウオの皮膚がぶよぶよになっています。
産卵期を迎えるためなのか早くから水中に入っているためなのか判りません。

産卵直後の白い卵塊はすごく小さいですが水を含んでかなりの大きさになります。
左が産卵してまもない卵塊、右は水を吸って大きく膨らんだ卵塊。



マシジミ(真蜆)とマツカサガイ(松毬貝)
雪で生息地の小川が完全に埋もれてしまい春まで観察はダメですね。



ここ魚沼地方は積雪により観察が難しくなってきました。
でも3月になれぱ観察が可能になりますね。

最近、川や池のスジエビ(筋海老)が増えているように思われます。
農薬や生活廃水の減少でしょうか、子供達は大喜びですね。
でもやはり大人向けのテンプラが美味しいです。



サワガニ(沢蟹)も良く見ますと背中の色合いが違います。個体差もあると思いますが
その場所によっての違いの観察もおもしろいと思いますよ。




ホウネンエビ(豊年海老)とカイエビ(貝海老)
砂地の田んぼに稀に同時に見られます。左のホウネンエビ、オスとメスの違い判りますか。
右側の写真はカイエビの交尾の様子の撮影に成功しました。なかなか見られませんよ。


ゲンジボタル(源氏蛍)の幼虫とカワニナ
左の写真はカワニナに食いついているゲンジボタルの幼虫です。
カワニナが多い渓流では幼虫の個体数も多くなりますね。



上記の3種類の水生生物の名前はわかりますか??図鑑等で
調べて見てください。発見もありますよ。


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ヘビトンボとヒラタカゲロウですがどちらも綺麗な水辺の生き物です。


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最近、カエルの減少が全国的にすすんでいます。生息地が破壊されて追い詰められています。
カエルは両生類ということですので水と陸と両方を生息地としています。したがって産卵場所とし
ての水辺がなくなれば生きられません。里山での大切な生き物ですもう一つ大切な役割は食
物連鎖からみても、田んぼのカエルは稲の害虫駆除の役割もありますし、ヘビ、イタチ、タヌキ、
サギ、サシバなどの餌になっています。又、水生昆虫もオタマジャクシを大切なタンパク源として
いる種類も多いため、カエルは日本の里山生態系を底辺からささえる役割をはたしています


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子供達に大人気のゲンゴロウミズカマキリ
ゲンゴロウは生息環境の悪化で数が少なくなっています。でも捕まえた
ときの喜びって子供達も大人もなぜか同じで楽しくなってきますね。


主に水草の多い池などに生息していますがゲンゴロウはなかなか
見つけにくい昆虫になってしまいました。


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水中メガネの簡単な作り方
その1 大きな空き缶の底を取り去り、底にサランラッブを張ります。それで水の中を缶の上からのぞいてください。おどろく程水中がよく見えますよ。
その2 もう少し丈夫なものでしたら透明の下敷きを接着剤で貼りつけてください。これならば少々乱暴にあつかってもこわれません。
他にも代用物があると思いますのでみんなで考えてみてください。

 この簡単な水中メガネ?、驚くほどによく見えますよ。ぜひ作って川遊びに使用して下さい。
下の写真ですが、サランラップを貼ってあるのが判りますか。


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