バイスの場合

  ぴちゃ・・・ちゅる・・・。
「ふぐっ、ふぐぉぅぁ・・・・」
  びゅっ、びゅぶっ、どぷっ・・・・。
  バイスは、その日、何度目かの絶頂を迎えた。
  豊満な女の身体に不釣り合いな巨根のペニスからほとばしる精液がペニス
を舐めていた女を濡らす。
「凄い・・・いっぱい射精してるぅ・・・・」
「はぁっ、はぁぁっ・・・・」
「バイスさん、もっと射精しましょう、絞り出してあげますよぉ」
「いや・・・・もういい・・・・」
「ええっ?  帰っちゃうんですかぁ?」
  
  帰り道。
  街灯も無い真っ暗な街路を通り、近道である下町の道を経由して自分の家
へと帰る。
  本当は下町はいろいろと物騒な所なのだが、彼女を知っている人間は絶対
に彼女を襲おうなどと考えないし、知らなくとも撃退する自信をもっていた。
  先ほどの様に、時折バイスは娼館を出入りしており、娼婦達にそのペニス
の欲求を満たして貰っていたのだが、最近娼館ではあまり満足出来なくなっ
ていた。
「あ・・・あああ・・・・」
  満足していないペニスは勃起したままで、バイスの胸の谷間を超えそうな
ほどに伸びている。
  娼婦達は美女揃いだし、テクニックも完璧といって差し支えはないだろう。
  だが、バイスは、それでさえ満たされる事はなかったのだ。
「あぅ・・・こんな所でペニスがたぎってくるなんてぇ・・・」
  歩く度にペニスが擦れて気持ちいい。
  もはや、射精の性欲を抑え切れないバイスは、辺りを見回すと、物陰へと
身を潜めた。
  幸い、人通りなど全く無い。
「ああ・・・・またオナニーするのか・・・うああ・・・」
  服に締め付けられているペニスを引き抜き、その怒張を両手で掴み上げる。
「あっ、すごいっ、さっき娼館で5回も出したのに、あっ、あっ、さっきよ
  り、ずっと、おおきくて、あんっ、触ってるだけで射精しそう・・・」
  ビクッ・・・ビクッ・・・。
  脈動音が聞こえそうなくらいに大きく脈打ち、反り返るペニス。
  垂れ流された先走りが糸を引きながら、地面へと落ち、暗くて見えないが
水溜まりを広げていた。
「あああっ、あいつのせいだ、あいつのせいでっ・・・!!」
  バイスが肉欲を抑制出来なくなったのは一人の女を抱いてからである。
  バイスと同じ両性具有の身体を持ち、バイスと同じ絶倫の女。
  魔性の肉体の前にバイスは自分でも気付かないウチに溺れていた。
  確か、その女を犯し、自慢の巨根ペニスに溺れさせたのはバイスの方だっ
た筈である。
  何度も何度も穴と言う穴を犯したハズである。
  それなのに、それなのに・・・・。
「あっ、ペニス、出したい、射精、したい、精液、どくどく出るの・・・」
  その女に責められている所を想像し、バイスは肉欲の世界へと深く溺れて
いってしまう。
  アザができるのではないかというくらいに強くペニスを掴み、大きくしご
くと大量の先走った液体がまるで射精のように勢い良く絞り出された。
  ぴゅっ、ぴゅるぷっ・・・・・。
  音を立てて先走るペニス・・・。
  美しい曲線で反り返り、彼女の肉体とあいまって美しさとグロテスクの同
居するペニス・・・・。
「あ、出てるぅ、私のペニス、先走ってる、出てる・・・・」
  理性は次第に無くなり、そこにはペニスをしごく事しか能の無い一匹のケ
モノだけとなった。
  時に自分の胸で、時に自分の唇で、時に自分の指で。
  激しくしごかれ限界まで勃起したペニスは一層膨れ上がり、その巨大さを
誇示している。
  グロテスクな肉の塊が反り返りながら白濁した精液を撒き散らし、あたり
一面に女の射精した精液特有の媚薬とも言える香りが漂い始めてきた。
「おおっ、おおぅ、出てるっ、出てるぅぅ、おおぅ、おおおっ!!!!!」
  ごぽっ、びゅるっ、ぶびっ、びゃぶっ!!
「はぁぁぁあああああああ!!!!!!!」
 
  数回の射精をし、どうにかペニスが収まったバイスは家へと急いで帰った。
  シャワーを浴び、全裸のままベッドに寝転がり、そして傍らに備えてある
受話器を手に取ると、手慣れた手つきでボタンを押し始めた。
「・・・・もしもし?」
  相手の、女の声。
  艶のある、どこか媚びたような声である。
「・・・私だ」
「あらバイス、何の用?  あなたの方から電話してくるなんて珍しいわぁ」
「用件だけ言う」
「なぁに?」
「明日、私の家に来い」
「・・・・あらあら・・・どういう風の吹き回しかしら、まぁ、いいわ、久
しぶりにあなたのペニス、絞り出してあげる」
「あ・・・ああ・・・」
「じゃあねン」
  相手はすぐに電話を切ってしまった。
  だが、それはバイスにとって好都合だったかもしれない。
  電話の相手の声を聴いただけでペニスが勃起してしまい、無意識のうちに
ペニスをしごいていたのである。下手に話が続くと相手にそれを悟られかね
ない。
  そして、「絞り取ってあげる」という声を聞いた時、バイスは軽く射精を
していた。
  軽く射精と言っても巨大なペニスとそれ相応の射精量を誇るバイスである、
持っていた受話器までその白濁に染まってしまっている。
  その受話器に付いた精液を丹念に舐め取りながら、バイスはまた勃起して
しまったペニスをしごき続けていた。
「ああっ、マチュア、マチュアアアア!!!」
  相手の名前を叫びながら、また射精。
  びゅっ、びゅぶるぶびゅっ、ぐぼびゅぶるっ!!
「ああっ、マチュア、犯したいっ!  マチュアのおまんこ、メチャクチャに
  私のペニスで突き上げたいっ!!!  マチュアを、私のペニスで、いっぱ
  い可愛がってあげたいぃぃ」
  びゅっ、びゅくっ・・・・。
「私のお尻にマチュアの太いペニス欲しい、いつもみたいにマチュアのペニ
  スにお尻犯されながらしごかれて、いっぱい射精したい、精液全部飲んで
  欲しいっ!」
  マチュアの声を聞く事で、完全に理性の吹き飛んだバイスは、妄想に耽り
ながら射精を続ける。
  明日になればマチュアが来ると言うのに、我慢出来ず射精を続けてしまう
自分自身に、また興奮してしまう。
  一番性欲に溺れる事を嫌っていたハズなのに、それなのに、それなのに。
「犯したいっ、犯されたいっ、あんっ、マチュア、精液まみれになりながら、
  ペニスゴリゴリ擦りあわせたいぃぃぃっ!!!!」
  当分、バイスの射精は続きそうである。


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