「あ、いらっしゃいませ」
  キングは微笑んで、カウンターの奥から客に挨拶をする。
  キングの店はまだ開いたばかりで、一人でも客が欲しい。
  その為には愛想をよくしなくてはいけない。
  バーの用心棒だった彼女も今では小さな店を持てる程となった。
  客入りも今のところ決して悪くはないし、少しづつ固定客も付き始めている。
  やっと、自分に余裕が出来た事で彼女の心にあったトゲも滑らかくなり、
鋭さを失いつつあった。
「少し、髪、伸ばしてみようかな・・・・」
  キングは、そんな事を考えていた。
  もう少し女らしくした方がいいかな、と、昔の自分からは想像もつかないよ
うな事を、思った。
「よう」
  不意に、ドアが開く。
  見なれた顔・・・いや、忘れる事の出来ない顔が、そこにはあった。
「ジャック・・・・・!!」
  キングの目に再び憎しみの色が戻る。
  彼女にとっては怨敵である。
  こいつだけは許せない・・・・!
「・・・何しに、来た」
  それでも怒りを押さえ、静かに、重みのある声で、巨体の男に、言った。
「さぁ、なんだろうな、お前が店をやっていると聞いたから、ちょっとツラ
  でも見ておこうかとな」
「なら、私の顔を見たらすぐ帰ってくれ」
「一応、客なんだぜ?  もう少し丁寧に扱えよ」
  巨漢はドッカとカウンターの椅子に座る。
  体重差が2倍以上はあるであろう男を前にしても、キングは一歩も引かず、
巨漢・・・ジャックを、睨み付ける。
「そう恐い顔をするな、そんなに恐い顔をすると俺も恐くて手が震えちまう」
  言うや否や、ジャックはカウンターに常備されているグラスを手で払い、
床に落とす。
  落とされたグラスが割れる音は、静かな店内に響き渡る。
「ジャック!!!」
  キングは大声で怒鳴る。
  その声も当然店内に響き渡り、ただならぬ物を感じた客達はそれぞれのテ
ーブルに金を置くと、そそくさと立ち去って行く。
「なんだよ」
「・・・・・・帰れ、帰ってくれ」
「嫌・・・と、言ったら?」
  ジャックが言い終える前にキングはカウンターを乗り越え、ジャックに向
けて蹴りを放っていた。
「おおっと」
  それを紙一重で交わすと、ジャックはキングのみぞおちに拳を叩き込む。
「ぁ・・・ぅぐっ・・・・ぐ・・・・」
  キングは防御態勢も取れず、その場ゆっくりとに崩れ落ちる。
「かはぁ・・かふっ・・・・あぁ・・・・」
「悪いな、お前が本気で向かってくるからつい俺も本気で殴っちまったぜ」
  と、ジャックは言いながら、倒れて悶絶しているキングの腹に足を降ろす。
  純白のシャツが、汚される。
「ぐぅ・・・・あ・・・・・」
「しかし、弱くなったなぁ、へへ、また手前のチンポを弟さんの前でしごか
  れる事になるぜ」
「!・・・・ジャック・・・・」
「何だよ、まだあんな男女なのか? 取っちまえばいいだろ?」
「ジャックゥゥゥゥゥゥ!!!」
  キングは自分を踏みつけていた足を跳ね除け立ち上がると、そのままジャ
ックの腹目掛けて蹴りを叩き込む。
(そうだよ、こんな肉の塊に私が負けるわけは無いっ!)
  ジャックは腹を蹴られ、後ろに引いてしまう。
  が、キングはそのまま蹴りを何度も叩き込んで行く。
「ぐぅ・・・・・やっぱ早いなぁお前の蹴り・・・・でも、軽すぎるぜ」
「!!」
  ジャックは、キングの蹴りをあえて受けると、その足を掴んでいた。
  そのまま片手で足を、キングの身体ごと持ち上げる。
「くっ!!」
  じたばたと暴れてみるが、もう、完全にジャックの勝ちだった。
  ジャックは顔に笑みを浮かべ、逆さまに吊り上げられているキングの腹を、
足で蹴った。
 
「はいはいはいはい、そこまで〜」
  テーブルの方から女の声が上がった。
  2人ともお互いに気を取られて気づかなかったが、どうやら客が1人残っ
ていたらしい。
「可愛い子いじめたら駄目よ、大きい人」
「なんだお前」
「私?  マチュアって言います」
「こんなキレイな客が居るのに俺としたことが、気づかなかったとはな」
「ふふっ、ありがとう」
  マチュアと名乗った女はゆっくりとイスから立ち上がると、2人の前に歩
み寄って行く。
  キングと同じブロンドのマチュアは、美形のキングと同じか、いや、それ
以上に美しい。
「なんだい?  こいつの代わりにあんたが俺の相手をしてくれるのかい?」
「え〜、相手ですかぁ?」
  マチュアはちょっと困った顔をし、ジャックの傍へ歩み寄った。
  次の瞬間。
  マチュアの腕が素早く上下し、ジャックの腹が浅いとはいえ鋭利な刃物で
切り裂かれたように、裂けていた。
「ぐがっ・・・・な、なに・・・・」
「早く手当したらぁ?  つっ立っていると何発でもいくわよん」
「く、女だからってぇぇぇ!!!!」
  ジャックはキングを床に捨てると、自分の持てるありったけの重量を拳に
込め、マチュアに叩き込んだ・・・はずだった。
「何!?」
  迫る拳にはいつもの重い感触が無かった。
  普段なら・・・さっきのキングのように、相手を押しつぶす感触が得られ
ると言うのに。
  だが、すぐに理由を理解した。
  凄まじいスピードで繰り出された拳は、それを超える凄まじいスピードで
軽くかわされたのである。
  初めて、ジャックの背筋に冷たい物が走る。
  こいつには勝てない、と、本能が、そう、感じた。
「見逃してあげる、帰りなさい」
「・・・・・くぅっ!!」
  後ろでマチュアの声がするや否や、ジャックは駆け足でその場を逃げ出し
ていた。
「ふぅ、大丈夫?  キングさん」
  マチュアは笑顔で倒れたままのキングに手を差し伸べた。
「あ、あり・・がとう・・・・あなたは・・・確か・・・」
「マチュア、よ、キングさん」
「やっぱり・・・KOFの・・・見苦しい所を見せてしまったな」
「ううん、そんな事無いわ・・・それに、ちょうど良いわね、これなら抵抗
  もされないし」
「え?」
  キングがキョトンとした顔でマチュアを見つめる。
  プシュッ!
「んっ・・!!!!」
  彼女が何が起きたかを理解する間も無く、キングはマチュアの麻酔銃で腕
を打たれ、深い眠りへと落ちて行った。
「うふ、私のコレクションになってもらうわよ、両性具有のキングさん☆」
 
 
  何時間くらい経ったのだろうか。
  ひょっとしたら数分しか経っていないのだろうか。
  目のさめたキングは、自分の置かれた状況を考える前にそんな事を考えて
いた。
「・・・・・」
  記憶の糸を手繰り寄せて行くと、最後にマチュアの銃で撃たれた光景が目
に浮かんだ。
  痛みが続いていない所を見ると、あれは麻酔銃だったのだろうか。
  だるい。
  自分の意志でなく、相手の意志で眠らされてしまった為か、普段よりも目
覚めた時のだるさが強い。
  やっと、自分の置かれた状況の確認をしてみようかと思い始めた。
  部屋は、明るい。
  自分は大きなベッドに寝かされている。
  足は縛られていないものの、手は後ろ手に縛られている。
  服は、下着だけしか付けていない。
「参ったな・・・・」
  また、面倒な事に巻き込まれた・・・・キングは、そう感じた。
「あら、お目覚め?」
  部屋のドアが開き、キングを撃った女・・・マチュアが入ってくる。
「どういう、つもりだ」
「さぁ?  どういうつもりでしょう?」
  マチュアはベッドに座ると、仰向けに寝ているキングに上から覆い被さり、
顔を近づけてくる。
  キングはマチュアから発せられる甘い香りを感じた。
「何をする気だっ!」
「何って・・・解っているクセに」
  マチュアの舌がキングの頬を這う。
  ネットリとした舌の感触はキングの脳を刺激して行く。
「やめ・・・・ろ・・・」
「楽しみましょうよ、心も身体も開放して、ほら、もうここは大きくなって
きたじゃない・・・」
  マチュアの手がキングの股間を下着の上から上下になぞる。
  両性具有であるキングはそのしなやかな指に反応し、その肉の塊を隆起さ
せていく。
「やめ・・・・あ・・・・」
  下着の上を這う指は隆起した肉の上で止まり、そこをグリグリと強く刺激
して行く。
「はぁぅ・・・んぅぁ・・・・」
「気持ちいい?  うふふ、可愛いわぁ・・・」
  マチュアは嬉しそうに微笑むと、キングの下着を外しにかかる。
  フロントホックを外すと大きな胸があらわになり、下半身からは勃起した
ペニスが顔を覗かせる。
「うふふ、期待した通りの身体だわ・・・・これならたっぷり楽しめそうねぇ」
  マチュアはもう1度キングの頬に舌を這わせると、そのまま舌を移動し、
口の中へと進入させる。
「んむっ、んちゅぅ・・・ちゅぅ・・・・」
  2人は舌を絡ませ合い、お互いを求め合う。
  マチュアの舌の動きは執拗で、キングの口の中を丹念に舐め上げ、舌同士
の絡み合いもキングが今まで経験した物とは明らかに違っていた。
  もう、どうなってもいいや・・・・そんな思いがキングの中に込み上げて
きた。
  透明な液体を垂れ流しているペニスは一層固く大きく勃起し、女の部分か
らも愛液の滴が滴っていた。
「んふぅ・・・・んは・・・・」
  マチュア重ねていた唇を離すと、唾液の糸が名残惜しそうに伸びて行く。
「ん・・・・・」
  唇を離されたキングは物欲しそうな顔でマチュアを見つめる。
  上目遣いで、じっとマチュアを見つめるその瞳は、もう完全にマチュアの
虜となった事を示していた。
「かわいいわ、キング・・・・くすくす、貴方みたいな真っ直ぐな娘って落
  ちるともうどこまでも止まらないのよねぇ」
  キングは恥ずかしげに頬を赤らめると下を向いてしまう。
「ああっ・・・かわいいわぁ・・・」
  キングの耳たぶを口に含み、舌で丹念に舐め上げる。
「くぅん・・・・ぁ・・・ぁぅ・・・・」
「うふふ、小犬みたいに可愛い声あげて・・・・耳たぶ気持ちいい?」
「はいっ・・・はいっ・・・・もっと耳たぶ・・・」
「いいわよぉ〜、もっとしてあげるからね、手も縛られて可愛そうだから外
  してあげる」
  何故キングはこうも簡単に落ちたのか?
  それは、マチュアが薬を使った為である。
  キング本人も気付かないまま理性は次第にとろけ、身体は快楽を欲するよ
うになっていく。
  マチュアも快感を高める為に自分に少し薬を使っていたが、キングに使っ
た量はその数倍であった。
「さぁ、今度は私を気持ち良くしてちょうだい」
  大きくスリットの入ったスカートをたくし上げると、マチュアはその勃起
したペニスをキングの顔に近づけた。
  下着を着けていないマチュアのペニスは大きく反り返り、ビクビクと痙攣
し、キングに対する期待で透明な液体を垂れ流していた。
「はい・・・・んむ・・・んちゅ・・・ちゅるっ・・・」
  キングは恐る恐る顔をペニスに近づけると舌を伸ばし、肉棒を舐め上げて
行く。
  大きく反り返ったペニスはすぐにキングの唾液にまみれ、ヌラヌラと光を
帯びて行った。
「いいわよキング、今度は口に含んで・・・」
「んっ、んんんっ、んぐぅっ」
  キングは返事をしない代わりに態度で従順に答えた。
  亀頭を口の中で嘗め回し、尿道を舌で刺激する。
「ああっ、いいわ、いいわぁっ・・・・」
「んぐ、んぐぅ・・・」
  更にキングはマチュアのペニスを喉の奥まで飲み込む。
  巨大な自慢のペニスはその根元までキングに飲み込まれてしまう。
「おぁぁぁあああ・・・・ディープスロートなんてぇっ・・・意外とヤルわ
  ね・・・んはぁ・・・」
  キングはペニスを飲み込んだまま、上目遣いにマチュアを見る。
  その目は「気持ち良いですか?」と、聞いてきているのがマチュアにも解
った。
「おぅあぁん、ペニス全体が気持ち良い・・・ひぅぁん・・・」
  キングは尚もマチュアを見つめながらその口でペニスをしごきたてる。
「そんな目をしないでよぉ・・・・可愛過ぎるわ・・・だめ、出ちゃうぅ」
  マチュアは耐え切れず腰を前後にゆすり、ペニスをキングの喉で唇でしご
き、射精する。
「あああああああああっ!  出るぅ、射精しちゃうっ!  キングぅ、いいわ
  ぁっ!!」
  どくっ、どびゅるっ、びゅびゅっ、びゅっ・・・
  耐え切れず、マチュアはその欲望をキングの口の中に解き放つ。
  その射精量は多く、キングの喉の奥の奥まで勢い良く精液が流し込まれた。
「あ〜ん☆  いいわぁ・・・喉の奥に精液を流し込むって、興奮しちゃう・
  ・・」
  マチュアは射精の快楽とキングの身体を征服した喜びに酔いしれていた。
  舌を口からダラリとだらしなく垂れ下げ、悦楽の表情を浮かべる。
「んぐぅ、んぐぅっ・・・・」
  キングは喉の奥に射精されたにも関わらず、ペニスから口を離さないで精
液を飲み下そうと努力していた。
  薬によって支配された彼女はマチュアへの奉仕の事だけが頭の中に浮かん
でいるのだ。
「んむぅ、んむぐぅ」
  咳込みそうになり、目から涙の滴が流れるが、それでも口を離さず精液を
飲もうとしていた。
  そんなキングの仕種が、マチュアにはとても可愛く、何よりも愛しいもの
に感じる。
「ごめんね、キング、無理して飲もうとしなくてもいいわよ」
  マチュアはペニスをキングの口から抜き取ると屈み込み、精液まみれのキ
ングの口の中へと舌を進入させる。
「2人で味わいましょぉ、んふ、あたしの精液、美味しい?」
「はい、マチュア・・・・様・・・」
  二人が口を交わらせる度にドロリと精液の滴が流れ落ちる。
  その滴はキングの胸を伝って下へ下へと流れ落ちて行く。
  キングは口付けを交わしたまま、マチュアのペニスに手を伸ばす。
「あんっ、だめ、精液でドロドロのペニス握られたらぁ!」
  しなやかな指は精液まみれペニスを握り、上下にゆっくりと動く。
  ぎゅちゅる・・・・ぐちゅるり・・・・
「おぁあっ!  さっきイったばかりなのにぃっ」
  マチュアのペニスはキングの手つきの前にだらしなく精液を垂れ流す。
「マチュア様、もっともっと感じて下さい」
  キングはやさしく微笑むと、上下させている手首の動きをより一層激しく
した。
「な、なんていうか、いいわぁ・・・あのキングが完全に性格変わってる〜!
  この薬使ったの初めてだけれど、後でバイスにも使ってやろ」
  と、考えている間に、次の射精。
「あーーーーーーー!!!  いいわ、イク、イクぅ、いくふぅ!!」
  ぶびゅっ、びゅばっ、びゅぶるっ!!
  今度の精液は勢い良く射精され、2人は精液まみれとなってしまう。
  赤黒く勃起したマチュアのペニスは尚も射精を繰り返し、キングはその精
液を全身に浴びてしまう。
「ああっ、マチュア様の精液・・・・私をドロドロに溶かして行くゥ・・・」
  キングはうっとりと陶酔した表情でマチュアの精液を全身で、自分から受
ける。
  大量の精液を身体に受けながらも、尚もキングは奉仕の手を止めずにマチ
ュアのペニスをしごき続ける。
  ヌチャヌチャと音を立ててしごかれるペニスは大きく痙攣し、間髪入れず
に次の絶頂がマチュアを満たす。
「おゥ・・・・おぅあはぁぉ・・・また出る、出る、出るふゥ!」
  どびゅるっ、びゅぶっ・・・・
「あああああ・・・・・いいわよ、キングぅ、はふ・・・精液いっぱい出ち
  ゃうわ・・・・」
  マチュアは口の端から唾液を滴らせ、目に涙を浮かべて快感に打ち震える。
  愛液も同時に大量に分泌され、彼女の足元に流れ落ち、ヌラヌラと輝いて
いた。
  キングはそれを見ると今度はマチュアのペニスの下に潜り込み、マチュア
の女の部分を舌で舐め上げる。
  くちゅる・・・ちゃぷ、ちゃぷ
「あはぁ・・・・キングったらぁ・・・・ああ、おまんこいいわぁ・・・も
  っと、もっとしてぇ」
「嬉しい、マチュア様、いっぱい感じてる・・こんなに蜜があふれて・・・」
  キングの奉仕は止まらず、ペニスにも手を伸ばし、ゆっくりとまたしごき
上げる。
  男と女の部分を両方責められ、マチュアは両性具有としての快楽を貪った。
「くひっ、ひはぁン!  あぅぅふぅ・・・」
「マチュア様、凄いです・・・さっきは私の顔、マチュア様の精液でベトベ
  トだったのに、今度は愛液でベトベトぉ・・・素敵・・・・」
「あん、だってぇ、だってぇ、キングの責めが凄いんだものぉ・・・・」
  マチュアは自分の股間に顔を埋めるキングの頭を撫でてやる。
「ねぇ、キング、そろそろ貴方もイきたいでしょう?」
「あ・・・・う・・・・」
  マチュアの言葉に、今の今迄積極的に奉仕していたキングが急に頬を赤ら
める。
「ね、イきたいんでしょ?」
「ん・・・・・」
「うふふ、そんな顔しても私にはちゃんと解るのよ、だって貴方のペニス・
  ・・爆発しそうなくらい勃起しているじゃない」
「・・・・・・・・」
  キングは首をぷるぷると横に振る。
  顔は余計に赤くなり、必死になって否定するキングをマチュアは可愛く感
じた。
「あ〜・・・・ずっとペットにしていたいくらい可愛いわ〜・・・うふふ、
  いい子だからご褒美あげるわ・・・・ちょっと待ってね」
  マチュアはキングから離れると、部屋の奥へ引っ込んで行く。
  キングは不安そうな目でマチュアの居なくなった方を見つめるが、すぐに
マチュアが帰ってきたので安堵の表情を見せる。
「さ〜、いらっしゃいな、こっちにはキングちゃんも居るわよ」
  マチュアは誰かを連れて居た。
  裸の女性・・・・その人物に、キングは見覚えがあった。
「ユリ・・・ちゃん・・・・」
  ユリ・サカザキ・・・・かつてキングと一緒にKOFに出場した事もある
女性。
  そして、キングが片思いをしていた人物であった。
「んん〜!  んっ、んっ!!]
  ユリはキングに対して何かを訴えていたが、ボールギャグを噛まされてい
たのでまともに喋る事も出来ない。
「うふふ、キングちゃん、いい子にしていたからプレゼントよ」
「え・・・・ユリちゃん、プレゼント・・・・」
「うふふ、知っているのよ、KOFの時、貴方はユリの方ばかりをずっと見
  ていた事・・・・この娘っを見ながら何を想像していたのかな〜?」
「え・・・あの・・・その・・・・」
「その勃起したペニスを一人で慰めていたのよね〜、まったく、キングちゃ
  んの気持ちもしらないでこの娘は〜」
「ん〜!」
「ユリちゃんは、悪くないの・・・・・」
「あらあら、キングったらやさしいのね・・・ま、いいわ、今日はこの娘を
  心置きなくやっちゃいなさい☆  私はここで見てるわ」
「は、はいっ」
  言い終えると、マチュアはソファに座った。
  薬で正気を失っているキングは当然ユリの置かれた状況など考えるわけも
無く、自分の為に用意されたユリの身体を味わいたい気持ちでいっぱいだった。
  まずは唇をユリに近づけ、口に噛まされたボールギャグの穴からあふれ出
る唾液を丹念に吸い取る。
  ちゅぅ・・・・ちゅる・・・・じゅる・・・
「ユリちゃんのジュース・・・美味しい・・・ユリちゃあん・・・・・」
「ん〜!!  んんん!」
「あ、ごめんね・・・・それ、外してあげる・・・・」
  キングは座り込み、ユリのボールギャグを外し手首を縛っていた縄も解いた。
  ユリはまっていましたとばかりに口を開く。
「キングさん、ど」
  だが、口を開いたとたんにその口にキングのペニスが押し込まれる。
「んぅぐっ」
「あ・・・・・あああ・・・・ユリちゃんのお口に私のペニス入るぅ・・・
  夢みたい・・・・」
  無我夢中で腰を前後に動かし、一気に上り詰めて行く。
「あ、ああああああん、出ちゃう、ユリちゃんのお口に出しちゃうっ、ひぃ
  ん、ペニスいくぅ!」
  ごぼっ、どびゅるぶっ、ぐぶっ、ぐぼっ・・・・
  数日間射精していなかったキングのペニスからはマチュアがキングの口に
出した量の倍以上の精液が射精された。
  だが、尚もキングはユリの口を犯し続ける。
  しつこいようだが、薬でやられたキングの頭にはユリの立場に立って物を
考える余裕など無い。
  ただ、ひたすら思い人であったユリの口の中に射精する快楽に打ち震える
だけであった。
「あはぁ・・・・気持ちいいよぅ、ユリちゃんのお口、気持ち良いよぉっ!」
  ユリの口の端からは飲みきれない精液が大量に漏れ出る。
  ドロドロと流れ落ちる精液の匂いがあたりに立ち込める。
「うわ・・・・キングったら、あんなに射精してる・・・・たまってたのね
  ぇ・・・」
  マチュアはそんな2人の光景を呑気に眺めているだけだった。
  もっとも、手は自らのペニスに添えられ、激しく上下していたが。
「うふふ・・・いいわぁ、絡み合う2人を見てオナニーするって・・・・う
  ふうふ・・・・」
  マチュアもキングと同じように射精を繰り返す。
  底無しとも思える2人の性欲と精液はユリを犯し続けていた。
「ねえ、ユリちゃん、今度はユリちゃんのおまんこに私のペニス入れたい・
  ・・・」
  キングはユリの口から流れ出る自分の精液を唇で吸いながらユリの耳元で
ささやいた。
「キングさん・・・・こんな時じゃなければ・・・・私だって・・・・」
「ねぇ、ユリちゃん、入れさせてよぉ・・・」
  キングは人差し指を咥えてユリを見つめる。
  マチュアをも転ばせた可愛さを持つ瞳と仕種である。
「ユリちゃんがダメって言うなら犯しちゃうから、ユリちゃんを犯しちゃう
  からっ!」
  キングはユリの腕を両手で押え込むと、そのまま覆い被さる。
「やだっ、やだよっ!」
「ユリちゃん、ユリちゃぁん・・・・」
  そのまま肌を密着させ、汗と唾液と涙と精液で濡れた身体をこすりあわせ
る。
  ゴツゴツとしたペニスの感触がユリの下腹部にも伝わる。
「やめてっ!  キングさんっ!  キングさんっ!!  こんなのヤダ!」
「ユリちゃん、好きなの、好きなの・・・・大好きなの・・・・・」
  泣きながら、キングはユリと肌を擦りあわせる。
「好きなの・・・・ユリちゃあん・・・・ユリちゃん・・・・」
  たとえ薬で正気を失っているとしても、たとえその方法は間違っていたと
しても、キングのユリに対する好きという気持ちは本物だった。
「好きなのに、好きなのに、うぇっ、ひっく」
  それが痛い程よく解ったから、キングの涙が本当の心の涙だと解ったから、
ユリはもうキングを拒む事はしなかった。
「もう、キングさんたら・・・解った、来て・・・・」
「うんっ、うんっ・・・・」
  キングはユリの腕を押さえていた手を離すと、ペニスをつかみ、狙いを定
める。
「入れるよ・・・・・ユリちゃん」
  キングの言葉に、ユリは無言で頷いた。
  ジュプッ・・・・
  キングのペニスは既に精液で濡れていた為にユリの中へと簡単に入って行く
事が出来た。
「あぅ、ユリちゃん、きつくて、ぬるぬるで・・・・くぅん・・・・」
「キングさん・・・・キングさんっ・・・熱い、キングさんの、熱い・・・」
「ユリちゃぁん・・・ひぅ、だめ、もう、もう出しちゃう、中に出していい?」
「うん・・・・」
  キングは腰をしばらく動かした後、ブルブルとからだを震わせ、ユリの中に
精液を注ぎ込んだ。
  ユリの中で受け止めきれなかった精液はドクドクと外へ溢れ出してくる。
「あはぅはぁ・・・ひぃ・・・・気持ちいい・・・ユリちゃんの中に私の精液
  いっぱい・・・・」
  そのまま、キングは腰を動かし続け、ユリの中に何度も射精する。
「うわぁ・・・・凄い、凄いわ、キング、あんなに激しく腰を動かしてぇ。あ
  ん、私も射精するぅ!」
  2人の行為を見ながら自慰にふけっていたマチュアも一際大きく精液を飛び
散らせる。
  ソファも既に彼女の精液にまみれヌルヌルとしていた。
「うふふ、直に観ながらオナニーって興奮しちゃうぅん、あ〜ん、何度射精し
  ても勃起がおさまらないっ」
  別の快楽を貪るマチュアはキング以上に射精を繰り返す。
  底無しの精液は止まる事を知らない。
「あああああん、また来るぅ、射精が、精液が、ペニスがぁっ、ひぃん、気持
  ち良い、しごくときもちいいのぉっ!!」
  もはや、ユリとキングの行為そっちのけでマチュアは自慰に没頭していた。
  限界まで勃起したペニスを両手でちぎれるほど強く握り、上下に激しくしご
き上げる。
  しごき上げる度に尿道からは精液のしぶきが上がって行く。
「あはぅふぁはぁ!!  やぁぁん、ペニス、底無しなのぉ、精液もっと出るの
  ぉっ!  ひぁん、びゅくびゅくいっぱい出るのぉっ!!!」
  快楽を貪り続けたマチュアは失神し、そのまま眠ってしまっていた。
  しばらく時間を置き、目のさめたマチュアはあたりを見回す。
「ごめん・・・・ごめんね、ユリちゃん・・・」
  薬がすっかり抜けたらしいキングは泣きながらユリに謝っていた。
  座り込んでいるユリに土下座をして床に頭を擦り付けていた。
「ごめん、軽蔑してくれてかまわない、許してくれなくても構わない、でも、
  謝らせてくれ、償いは何でもする、ごめん、ごめんっ!!」
  自分は取り返しの着かない事をユリにしてしまったのだと、悔やんだ。
  最初から結ばれるとは思ってもいない片思いだったが、これで全部、全てが
終わったのだと覚悟していた。
  ・・・・だが、そんなキングにかけられたユリの言葉は彼女が想像もしてい
ない言葉だった。
「・・・・キングさん、土下座なんてしないで、顔をあげて」
「ユリちゃん・・・・」
「順序がちょっと違っちゃったけれど・・・帰ったら、その、映画でも、見に
  行こう?」
「え・・・・・」
  ユリはキングに罪はない事は解ったから、キングの全てを許すつもりだった。
  もともとキングの事は恋愛対象としてではないが、大好きだったのである。
  それに、たとえ薬で正気を失っていたとしても自分を心から思ってくれるキ
ングだから、ユリも、安心して身体を預ける事が出来たのだ。
「うぇっ、ユリちゃん、ありがとう、ありがとうっ」
  キングはそういうユリの優しさに、また涙を流した。
  拭っても拭っても涙が出てきてしまう。
「もう、泣かないでっていったでしょ、キングさんがこんなに泣き虫だったな
  んてしらなかったよ」
「ごめん・・・うん」
  キングはもう一度強く涙を拭うと、精いっぱいの笑みをユリに向けた。
  ユリもキングのその笑顔に笑顔で答えた。
「・・・・と、茶番はそこまでにしてもらいたいわ!」
  ようやく自分の喋れる隙を見つけたマチュアはソファから立ち上がる。
「フフッ、何が映画でも〜、よ!  真面目な恋愛している子を見ると腹が立つ
  わ!  あなたたちは私の性奴に調教して一生肉奴隷として飼ってあげる!」
  そんなマチュアの言葉を聞き流し、ユリとキングは話を続ける。
「ねぇ、キングさん」
「ん?」
「大切な事が残っていますよ」
「ああ、そうだね・・・、じゃ、行く?」
「ええ」
「何をゴチャゴチャと!  また薬を使って私の慰み物になりなさ」
「・・・・・ッベノムストライク!!!!!!」
  マチュアが言い終わる前に、キングの蹴りがマチュアに炸裂していた。
 
 
  夜。
  キングのバーにはユリも手伝いに来ており、順風満帆だった。
  あの日から2人の仲は急速に接近し、1人より2人で居る事の方が多くなっ
ていった。
  まだ寝ては居ないが、今は2人とも手を繋ぐだけで心が満たされるのだ。
  いつものようにバーのカウンターでグラスを拭く。
  ウェイトレス係のユリは笑顔を絶やさず働いてくれている。
  そんな時、不意に、ドアが開いた。
「この前は変な姉ちゃんに偉い目に逢わされたが今回はあの姉ちゃんも居ない
  みたいだな」
  ジャック・・・・あの、巨漢だった。
「ジャック!  何しに来たの!?」
  ユリはジャックの元にかけよる。
「へぇ、ユリ・サカザキか、今日はこいつに助けられるのかい?  キング」
「どうかな」
  キングはゆっくりとグラスをカウンターに置くとジャックの元に歩いて行く。
「キングさん、こんなヤツ、2人でやっつけちゃおう!」
「ユリ・・・・君に危険な事させる訳にはいかないよ、君はここで待っていて
  くれ、ジャック、外に出よう、勝負だ」
「いいぜ」
  キングとジャックはドアの方へと歩いて行く。
「キングさんっ」
「大丈夫、ユリは乾杯の準備でもしていてくれ」
  キングは外に出る時、ユリの方へ振り向くと、小さくウィンクをした。
「随分と自信あるじゃないか、キングよぉ」
  ジャックの言葉に、キングはフッと笑うだけだった。
  多分、ジャックには負けない。
  ジャックに勝てなかったのは自分の力ではなく、この心なのだと思った。
  余裕の無い以前の自分ではなく、心の満たされた今の自分・・・。
  心に余裕が出来たキングは早く帰ってユリと乾杯する事を楽しみにしていた。
 
  
「で、さぁ、マチュア、その怪我どうしたの?  医者の人が言ってたわよ、
  どうしてその怪我で生きているのか不思議だって」
「うっさいわねバイス!!  怪我に響くから何も喋らないで!!!」
 
 
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