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ThinkPad i 1200(1161-234)

時々使用しているサブマシンです。

- 最終更新日 2009/04/11 -

IBM ThinkPad i 1200 (1161-234) スペック
CPU Intel Mobile Celeron (500MHz) Coppermine-128K コア (FSB 100MHz L2=128KB TDP=11.2W)
Chip Set Intel 440MX
RAM 64MB (PC-100 SDRAM) + BUFFALO VN133-128MX (128MB PC-133 144Pin S.O.DIMM) = 192MB
FDD オプション
HDD HGST Travelstar 40GNX (IC25N040ATCS05) 40GB 5,400rpm
CD-ROM ドライブ CD-ROM x24 読み込み
Video System SMI LynxEM4+ (PCI 接続) VRAM 4MB
Sound System SoundBlaster Pro 互換 AC97 準拠
Display 13.0 型 HPA 液晶 (800 x 600 ドット 1,677 万色)
Modem / FAX V.90 (56kbps) / 14.4kbps
PC カードスロット Type III / II / I x1 (CardBus / ZV ポート対応)
インターフェースポート パラレルポート、VGA ポート、キーボード / マウス共通 (PS/2 x1)、モデム、USB 1.1 x2
マイクロフォン・ジャック、ヘッドフォン・ジャック / ラインアウト・ジャック共通
Operating System Windows XP SP3 Home Edition
接続している周辺機器
FDD ThinkPad USB ポータブル・ディスケット・ドライブ (05K9276)
(ThinkPad i 1200 本体の USB 1.1 ポートに使用時のみ接続)
有線 LAN BUFFALO LUA2-TX (USB 10M/100M LAN アダプタ) トラブル時のみ使用
無線 LAN NTT-ME MN-WLC54g-HQ (IEEE802.11b / g) 無線 LAN PC カード (Super G 対応 / CardBus 仕様)
USB HDD 挑戦者 SOTO-2.5XUBS (IBM Travelstar 12GN (DARA-206000) 6GB 4,200rpm)
(ThinkPad i 1200 本体の USB 1.1 ポートに使用時のみ接続)
Mouse Microsoft IntelliMouse Optical Special Edition (D58-00052)
(ThinkPad i 1200 本体の USB 1.1 ポートに使用時のみ接続)
プリンター EPSON PX-V700 (メインプリンター)
(ThinkPad i 1200 本体の USB 1.1 ポートに使用時のみ接続)

(2009/04/11)

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突然の ThinkPad i 1200 入手

画像:IBM ThinkPad i 1200 (1161-234) IBM ThinkPad i 1200 (1161-234)

2001年2月、よく利用している通販会社の懸賞で IBM ThinkPad i 1200 (1161-234) を21円で購入出来る権利が当たり、幸運にもノートパソコンを入手する事が出来ました。応募時は当たる訳ないと思いつつ出した事を思い出します。スペックはCPU モバイル Celeron 500MHz、RAM 64MB、HDD 6GB、13 型 HPA 液晶 800×600 ドットというモノで OS は Windows 98SE でした。スペック的には低いのですが、まぎれもなく IBM の ThinkPad です。それまで使用していたのはデスクトップ機のみでしたので僕にとってはノートパソコンは新鮮に映りました。実際に使ってみるとロースペックの低価格モデルなのですが、質感などは陳腐な感じはなく ThinkPad のシンボルとも言える一際赤く目立つトラックポイントも使いやすくて、クリックボタン等もガタが無くボタンのどこを押しても正確に機能します。

画像:USB LAN アダプタ LUA2-TX とクロスケーブル USB LAN アダプタ LUA2-TX とクロスケーブル

さすがに液晶サイズや画質は低価格モデルですので良いモノではありません。ThinkPad i 1200 (1161-234) に搭載されているのは HPA (High Performance Addressing) 液晶という、DSTN 液晶よりも発色やコントラストを改善した 13 型 800×600 ドットのディスプレイです。しかし、一般的な TFT 液晶と比べられる様な画質や反応速度はありません。この辺のコストダウンによる影響は致し方ありませんね。とはいってもインターネットやメールなども作業性は高くはありませんが十分使えます。せっかく2台目のパソコンを所有する事が出来たのでメインマシンの FMV-575D4/改 と ThinkPad i 1200 (1161-234) を、クロス LAN ケーブルとメルコ(現在のBUFFALO)の LUA2-TX という USB タイプの 10M/100M LAN アダプタを使って初めて LAN を組みました。ファイルやプリンターの共有などネットワークの便利さを実感しました。

(2007/12/15)

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RAM や HDD を拡張し Windows XP へ

しばらく Windows 98SE のまま使用していたのですが、ThinkPad i 1200 (1161-234) はサポートされる OS として Windows 2000 や Me、そして Windows XP も対応しています。つまり、メーカーが各 OS 用ドライバをリリースしてくれる訳です。この辺の「旧モデルでも割合大らかにサポートしてくれる」当時の IBM の姿勢が僕は好きでした。ノートパソコンは得にメーカーからのドライバ提供がマシンを長く愛用していく上での肝になりますからね。ThinkPad i 1200 (1161-234) は CPU Mobile Celeron (500MHz)、RAM 64MB、HDD 6GB というのが販売時のスペックです。Windows XP 用ドライバの提供も整ったところで Windows 98SE から XP へアップグレードする事にしました。XP で使うには CPU の性能が少し不足している様に思いますが換装は難しいので仕方ありません。

画像:増設した VN133-128MX メモリ増設した VN133-128MX メモリ

ですから RAM と HDD を拡張してから Windows XP をインストールする事にしました。RAM は標準搭載が 64MB。最大 192MB まで搭載できる仕様ですので増設メモリとして、メルコ(現在のBUFFALO)の VN133-128MX (128MB PC-133 144Pin S.O.DIMM) を装着しました。これでメモリはシステムの最大搭載量に達した事になります。ThinkPad i 1200 (1161-234) は PC-100 のメモリで良いのですが VN133-128MX は PC-133 対応メモリです。しかし PC-100 上位互換ですしメーカーサイトでも ThinkPad i 1200 (1161-234) との動作確認も取れていましたので信頼性を取って、バルクメモリではなくメーカー製のメモリを買いました。増設メモリの取り付け自体は ThinkPad i 1200 (1161-234) 本体の底面にあるメモリー・スロット・カバーを開けて装着するだけですので静電気さえ気を付ければ簡単です。

HDD は標準搭載されているモノは 6GB です。HDD の交換自体は増設メモリの取り付け同様で、ThinkPad i 1200 (1161-234) 本体の底面からアクセスする事で簡単に行えます。この辺の作業のしやすさは ThinkPad らしいところですね。しかし、メモリ増設の場合には最大搭載量が明記されていますが、HDD はどの程度までの容量を問題なく認識するかが分からず少し気になるところでした。容量の認識には BIOS などの制約がある事もあります。実際に標準搭載されていた HDD は 6GB でしたので購入する HDD を、どの位の容量のモノにしようか迷いました。ネットで調べている内に Logitec のノートパソコン用の換装用 HDD の中に ThinkPad i 1200 (1161-234) で動作確認されている 40GB のモノがありましたので、少なくとも 40GB 迄は問題ないと確信が持てました。

画像:Travelstar 40GNX(左)、Travelstar 12GN(右) Travelstar 40GNX(左)、Travelstar 12GN(右)

そんな事で HGST Travelstar 40GNX (IC25N040ATCS05) 40GB 5,400rpm というスペックのベアドライブを購入しました。僕が購入する換装用 HDD のほぼ全てが HGST (IBM/HITACHI) 製のベアドライブです。何故かというと雑誌のベアドライブ性能比較などを見ていると HGST 製の HDD は割合良い評価が多い事もありますが、個人的な好みというか「こういうパーツはこのメーカー」という様な考えが僕にはあって、拡張カードなども搭載チップメーカーやチップの型番などを結構気にします。どんな規格でもそうですが普及初期は主要メーカーとして規格策定に参加しているメーカー製のチップが安心感があります。その規格が普及してくる内に他のメーカー製チップも大差なくなりますが、僕は同じ機能の拡張カードや周辺機器でも搭載チップのメーカーやチップの型番などで決める事が多いです。

画像:挑戦者 SOTO-2.5XUBS と Travelstar 12GN挑戦者 SOTO-2.5XUBS と Travelstar 12GN

実際に ThinkPad i 1200 (1161-234) に標準搭載されていた 6GB の HDD を取り外し、HGST Travelstar 40GNX (IC25N040ATCS05) という 40GB のモノに交換し Windows XP Home Edition をクリーンインストールしました。以外と思っていたよりも快適に使えています。取り外した HDD は IBM Travelstar 12GN (DARA-206000) 6GB 4,200rpm というスペックのモノでした。たかだか 6GB の HDD ですがそのままにして置くのももったいないので、挑戦者 SOTO-2.5XUBS という外付け 2.5 インチ HDD ケースに入れて USB HDD として使用しています。バスパワーで使えるので案外使いやすく重宝してます。USB からの電力が足りない場合に備えて挑戦者 USBW-DC という USB ポート2つを使用してバスパワーを強化するケーブルも購入してありますが、現状では問題なく使えていますので使用していません。

(2007/12/15)

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無線 LAN に対応

画像:NTT-ME MN-WLC54g-HQ 無線 LAN PC カード NTT-ME MN-WLC54g-HQ 無線 LAN PC カード

2003年12月にフレッツ ADSL に契約し、それを期に無線 LAN ブロードバンドルーター NTT-ME MN8300W を導入しました。ThinkPad i 1200 (1161-234) にも NTT-ME MN-WLC54g-HQ (IEEE802.11b / g) 無線 LAN PC カード (Super G 対応 / CardBus 仕様)を接続しました。無線 LAN ネットワーク構築で文字通りワイヤレスでインターネットが出来ます。コレは思っていた以上に便利でしたね。標準で LAN インターフェースのない ThinkPad i 1200 (1161-234) が無線 LAN 機能を搭載する事で使い勝手がとても向上しました。画面の解像度が低い事や低コスト液晶のためメインマシンとして使うのは辛いのですが、サブマシンとしては十分愛用できるモノとなりました。振り返るとこの ThinkPad i 1200 (1161-234) の満足度が後の ThinkPad T42p (2373-P1J) 購入の伏線だった様にも思いますね。

(2007/12/15)

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やっぱりマウスも欲しい

画像:Microsoft IntelliMouse Optical Special Edition Microsoft IntelliMouse Optical Special Edition

もっぱら ThinkPad i 1200 (1161-234) はサブマシンとして使っていますので使用頻度は高くありませんが、少し使うにしてもやっぱりトラックポイントでは ATOK 機能のクリックパレットや Windows 標準機能のスクリーンキーボードでの文字入力は疲れます。それに何より効率が悪く操作しにくいのでマウスを購入して接続する事にしました。選んだのは Microsoft IntelliMouse Optical Special Edition (D58-00052) というシルバーカラーの USB 接続のモノです。通常品はホワイトカラーですが限定モデルはシルバーカラーという事で、偶々購入時に在庫が有ったのでこちらにしました。使った感じではクリックボタンもあまりガタつきが無くクリック感もあって悪くありませんが、僕の手には少し大きい感じですね。まぁ許容範囲の大きさなので不自由はありません。何より格段に文字入力も含めパソコンの操作性が良くなりました。

(2007/12/15)

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転ばぬ先の寝てパソ計画(試作編)

日常的に使用しているのは ThinkPad T42p (2373-P1J) なので ThinkPad i 1200 (1161-234) を使う事は少ないのですが、最近は風邪などで体調を崩すと数週間起きられない事もあります。その間全くネットが使えないという状況は辛いので少し考えています。実際のところメインマシンとして使っている T42p + ドック III という組み合わせは、そういう起きられない状態を想定して構築しました。もし、その様になった時は ドック III から T42p を外し、無線 LAN でネット接続をして NAS も活用できる様になっています。今後、日常生活が寝たままの状態が続くなら T42p を状況に合う様にシステムを変える事も考えていますが、今の身体的状況はそこまでいっていません。ですから今の内に少しずつ「来たるべきそういう生活の時」のために i 1200 を使って実験的な試作をしてみる事にしました。題して「寝てパソ計画」です。

i 1200 は低スペックですが Windows XP が動作しますので、画面解像度の低さを我慢すればネット端末ぐらいには出来ます。それになんといっても Microsoft が Windows XP Home Edition のサポートを2014年4月まで延長し、セキュリティ修正プログラムを無償提供するので当分安心して使える訳です。今まで本当に緊急時しか使わなかった i 1200 を有効活用するためにも悪くありません。そして上手く寝て使えるシステムを組めればそれを叩き台にして今後ニューマシンでも同様に構築できますからね。自分にとってパソコンおよびネット環境はなくてはならないモノですから、身体能力低下を先読みし早め早めに手を打ち続ける必要があります。今のパソコンはアプリケーションも含めマウス操作でほとんど事が足ります。ですので自分に合うユーザーインターフェイスなどの入力デバイスを見つける事が重要です。

画像:互換品(上)、純正品(下) 互換品(上)、純正品(下)

メインバッテリーとバックアップバッテリーを互換品に交換 :最近しばらく使っていなかったので、まず i 1200 を Lenovo サイトからダウンロードした IBM ThinkPad PC-Doctor DOS で点検してみました。AC アダプターを接続しての動作には全く問題有りませんが、さすがにメインバッテリーは寿命が来ています。取り付けたバッテリーを認識せず充電も出来ません。多分、過放電状態になってしまい充電に移行できない様です。そしてメインバッテリーがそんな状態なので BIOS 設定やリアルタイムクロック保持のためにバックアップバッテリー(ボタン電池)も消耗している様です。バックアップバッテリーがしっかりしていないと、チョットした電源トラブルでファイルのタイムスタンプがハチャメチャになり安定動作なんて望めません。という事で何よりも先にメインバッテリーとバックアップバッテリーを交換する事にしました。

画像:互換品(黄色)、純正品(黒色) 互換品(黄色)、純正品(黒色)

IBM 時代から現在の Lenovo 製 ThinkPad もそうですがサイト上に「保守マニュアル」と呼ばれる PDF ファイルが公開されています。これはパーツ構成やパーツ個々の型番、ネジ位置など分解やパーツ交換方法などが詳細に記載されています。こういった事はあまり他のメーカーではない事ですし、僕が ThinkPad を選ぶ理由でもあります。つまり、その気になれば自己責任ですが同型機のジャンクを入手し「2個1復活」で長く使える訳です。今回は「ThinkPad i Series1200(1161)、130(1171) - 保守マニュアル」を参照し、メインバッテリーは「NiMH(ニッケル水素)バッテリー・パック(ThinkPad i Series 1161用) 02K6680 FRU 番号:02K6692」。バックアップバッテリー(ボタン電池) RTC Battery FRU 番号:02K6694 という事が分かりました。問題はマシン自体が古いので純正交換品が入手できるか不安はありました。

画像:ボタン電池交換のため少し分解 ボタン電池交換のため少し分解

予想通り、メインバッテリーはメーカー純正品の入手は無理で、バックアップバッテリー(ボタン電池)もメーカー純正品の単体販売はないという結果でした。そういう事になれば選択肢は共に互換品の入手を考えるしか道はありません。ネットで検索して情報収集をし、メインバッテリーに関しては「電池プロ」という互換バッテリーの通販ショップで「IBM Thinkpad i2621、IBM Thinkpad i1100、i1200、i130、i1300 シリーズ対応ラップトップ充電池 商品番号:DCP-JP.208NIB018」を \6,763 円(送料別)で購入。バックアップバッテリー(ボタン電池)は IBM/Lenovo 商品取り扱いでは有名な PS/PLAZA WAKAMATSU で商品番号:(9102001041011) 02K6694 互換品バックアップバッテリーを \1,200 円(送料別)で購入しました。互換品とはいえ純正型番に対応表記されたモノなので有る程度は安心できますね。

画像:交換前の純正バックアップバッテリー 交換前の純正バックアップバッテリー

メインバッテリーは単に交換するだけですので簡単です。その後、満充電と完全放電をサイクルを3回ほど繰り返しバッテリーを活性化させました。バッテリー交換後はちゃんとバッテリーも認識し正常な状態になりました。バックアップバッテリー(ボタン電池)はキーボード下になりますので多少 Thinkpad を分解する必要がありますが、「保守マニュアル」がありますのでそれを見ながらやれば難しくはありません。バックアップバッテリー(ボタン電池)を交換後に BIOS 設定をデフォルト設定にして保存して終了です。これで i 1200 はマシンコンディション的には完全に復活ししました。今回の出費は個々の送料などを含めると約 \10,000 円ちょっとでした。しかし、これで Windows XP Home Edition のサポート期間の2014年4月まで安心して使えるんですから、費用対効果として考えてもそれほど悪くないでしょう。

今後少しずつ「寝てパソ計画」の進行状況をこの場で報告しようと思っています。

(2009/04/11)

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